和歌山県神社庁は「万葉集」にも詠われる和歌浦の地にあります。

和歌山県にある神社を総合的にご紹介【和歌山県神社庁】

和歌山県神社庁

和歌山県の総合神社紹介【和歌山県神社庁】

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衣美須神社(田野)

衣美須神社(田野) えびすじんじゃ(たの)

  • 西川 秀紀
  • 〒641-0061
    和歌山市田野329番地
  • 073-444-0808
  • (主祭神)事代主神 (配祀神)大屋毘古神 祖霊 英霊

伊太祁曽神社

9月18日

幟揚神事(旧6月18日)

本殿(木造檜皮葺流造) 本殿外舎(木造瓦葺入母屋造) 境内社(木造銅板葺流造) 庁舎(木造瓦葺入母屋造) 鳥居(神明鳥居)

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和歌山市田野地区

大正4年10月発行の『和歌山史要』には、当神社のことが次のように記されている。
「田野字吠浦 祀神事代主神 慶長二(1597)年 勧請 崇敬者百五十戸」
また、天保10(1839)年にできた『紀伊続風土記』には次のように記されている。
「田野浦は、雑賀崎浦枝郷、田畑高 六石七斗四升九合 家数 一四七軒 人数六一四人」
地区の言い伝えによると、泉南地区の漁師が田の浦沖で、建網を張るための小屋を作り、仕事をする時だけ住んでいたが、江戸初期より家を建て住むようになり、同時期に当神社が創祀されたものと考えられる。
それ以後、海の守り神様として信仰されてきたのである。
神社の拝殿に奉納された「船絵馬」―天保9(1638)年、高山某の廻船模型の絵馬―がある。
推測するに、近隣の関戸の慈幸船か、和歌浦の桑山船の廻船問屋の人々が、船荷の黒江の漆器を積み出したり、米穀類を運送するときの海上の安全を祈願して奉納されたものに代表されるように、海上の安全や豊漁を願ったり、地域の発展を願う産土の神として、厚く崇敬をうけている。
当神社の夏祭りの神賑行事に、「幟揚」がある。
明治から昭和初期頃の漁法の一つに、帆と艪で網を引く打瀬船といわれるのがあり、乗員は力を必要とされた。
その力自慢を祭日に発揮しようとした勇壮な行事が行われ、旧暦6月18日がその日に当たる。
近年、漁船が機械化され、漁法が変わったり、漁師の減少もあり、この幟揚げの行事も毎年開催することが難しくなり、特別の歳以外は開催されなくなっている。
しかし、この時に歌われる唄は、舟唄のほかこの地域での子孫へ伝え残そうとする人生訓、生活の知恵等々が含まれ、口伝で受け継がれているので、地区役員たちは、それを永久に残そうと尽力し、それを核にして再びの活性をはかろうと明日に向かっている。

写真情報

和歌山県神社庁  /  〒641-0022 和歌山市和歌浦南3-4-10  /  電話 073-446-5611

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