和歌山県神社庁は「万葉集」にも詠われる和歌浦の地にあります。

和歌山県にある神社を総合的にご紹介【和歌山県神社庁】

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和歌山県の総合神社紹介【和歌山県神社庁】

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丹生官省符神社

丹生官省符神社 にうかんしょうぶじんじゃ

  • 宮 志郎
  • 〒648-0151
    伊都郡九度山町大字慈尊院835番地
  • 0736-54-2754
  • 丹生都比売大神 高野御子大神 大食都比売大神 市杵島比売大神 天照大神 誉田別大神 天児屋根大神

招魂社

10月31日

鼎(御湯釜 1口)獅子頭(2面)壱文字太刀(1口 真田幸村公奉納と伝えられる)神通寺大明神太刀(1口)八幡大菩薩太刀(1口)

丹生官省符神社本殿3棟附宮殿(4基 国指定重要文化財) 棟札(2面 国指定重要文化財)  丹生官省符神社本殿(3棟 世界遺産 平成16年7月7日登録)

九度山町大字(九度山・入郷・慈尊院)

慈尊院の総門を入ると、桜の古木におおわれた高い石段が仰がれる。
途中、高野山町石道の180町石を右に見て石造大鳥居をくぐり、109段の石段をのぼりきると、大きな丹塗りの鳥居の建つ広庭から、拝殿を通して拝観する極彩色の神殿は、霊峰高野山を背に森の緑にはえて美しい。
境内は、高燥で清々しく春の桜、秋のもみじに参詣者も多く、紀ノ川、和泉山脈が一望のうちに眺められ、紀伊山地の霊場高野山町石道の登山口として広く知られている。
弘仁年間空海(弘法大師)は、真言密教修法の道場の根本地を求めて、東寺を出立ち各地を行脚され、途中、大和国宇智郡に入られた時、1人の気高い猟師に出会い高野という山上の霊地のあることを教えられた。
猟師は、従えていた白・黒二頭の犬を放たれ、空海を高野山へと導かれた。
此の処は天下無双の霊地であり、空海は、此の処を教え下さった猟師は、神さまが姿を猟師に現し、化現狩場明神となり神託として一山(高野山)を与え下さったものであると、想念の内に感得されたのだった。
その事を嵯峨天皇に上奏し、天皇は深く感銘され、一山(高野山)を空海に下賜された。
狩場明神との運命的な出会い。
神さまの尊い導きにより開山することができた高野山金剛峯寺。
空海はその思いを政所(一山の政務庶務を司る所)として慈尊院を開いた時、参道中央上壇に丹生高野明神社(現丹生官省符神社)を創建奉祀され諸天善神への祈願地として、この地を天と神に通じる地、即ち神通寺の壇とし慈氏寺の壇と併せて女人高野萬年山慈尊院と称した。
空海によって創建鎮座爾来御社号も慈尊院丹生高野明神、丹生七社大明神、丹生神社、丹生官省符神社と変遷し県内外を問わず尊崇を受け官省符荘の総鎮守として栄えた。
『紀伊名所図会』では、数多くの御社殿等が建並び荘厳を極めていたが、明治維新後、神仏判然令(神仏分離令)等により多くの建物は、取り除かれ天文10(1541=室町時代)年に再建された本殿3棟が往年の姿をとどめ、神仏習合のなごりを今に伝え、僅に空海の初心をうかがい知ることができる。
(社叢)
高野山町石道の登山口にふさわしく、鎮守の森は樟、椎、樫などが生茂り小動物(ももんがなど)が生息している。
春から新緑初夏にかけてはウグイスが、またヒヨドリ、モズ、メジロ等の小鳥のなき声に心が癒される。
(例祭)
官省符荘は、高野領の代表的な荘園で、太政官と民部省から認可され国の干渉を受けない不入の特権と国へ税金を納めることがいらない不輸租の特権をもつ正式な荘園であり認可を賜った(永承4年=平安時代=1049年成立)のを記念して執り行われたのが官省符祭のおこりで、橋本市、かつらぎ町、九度山町の荘園とする村々の人達が祭礼に参加した。
「人を見るなら官省符祭」と言われるほどに賑いをみせ、参道馬場道では、流鏑馬神事がおこなわれ大勢の見物客で賑わった。
祭りは、當年に誕生した赤子(當年児)を祝う神事があり、親等は神輿を担ぎ行列をしながら嵯峨浜御旅所へと渡御する行事で、『紀伊名所図会』に「神輿をかつぐもの数十人、石段を下ること空中を飛ぶがごとし」と、その勇ましい情景を記している。
神輿が紀ノ川の清流にて禊をした後、御幣と御神酒を授ける。
今でも御幣を授かろうと沢山の参詣者で賑わう。

写真情報

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