和歌山県神社庁は「万葉集」にも詠われる和歌浦の地にあります。

和歌山県にある神社を総合的にご紹介【和歌山県神社庁】

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和歌山県の総合神社紹介【和歌山県神社庁】

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杉本神社

杉本神社 すぎもとじんじゃ

  • 池本 泰三
  • 〒649-5451
    東牟婁郡那智勝浦町大字口色川1297番地・1298番地(合併)
  • 0735-52-3090(色川神社)
  • 保食命

神武天皇神社 若宮神社

9月1日

厄祓祭(2月1日)

本殿(木造神明造銅板葺 約12屐 拝殿・社務所(木造トタン葺 約52屐 鳥居(石造) 石灯篭(7基)

約627

東牟婁郡那智勝浦町大字口色川

昭和41年12月22日提出の「神社明細書」に依ると、創立年月日不詳とあり、また同書別記箇所に「規則承認 規承第二六号 昭和二十八年五月十八日、宗教法人法による設立登記昭和二十八年五月十九日」と記されている。
更に同書別記箇所「祭儀」の頃には例祭の他に、紀元節祭(2月11日)春祭(2月19日)かしき祭(6月25日)秋の祭(11月23日)、その他年中恒例祭儀10回と記されている。
就中、前期、かしき祭は棚田ばかりの当地独得のもので、各農家毎に棚田の枚数に応じた栗の葉を神社にお供へし、お祓いを受けてから持ち帰り、水口に1本ずつ挿して豊作を祈ったという。
年中恒例祭儀の中には、1月5日のお弓の儀も重要な儀式の一つであった。
当日は近くの滝川で当番の若衆が水垢離をとり、古式に則って、境内に設けられた的を射る慣わしであった。
また9月1日の例祭には、小学校4年生以上の奉納相撲があり、村を挙げての賑わいであった。
現在は過疎の波に押し流されて、氏子の数も減り、特に児童生徒の数が激減したため往時の盛儀は到底望むべくもない。
年中祭儀も例祭を含めて2つを数えるばかりであるが、氏子の神社に対する崇敬の念は今も少しも変わらない。
『熊野』に椙本神社(杉本林社)のお弓の神事について所収している。
この神事は正月5日に行われるから五日ヤドとも呼ばれる。
五日ヤドというのは、正月5日のお弓神事に頭宿を勤めることから出た名称であろう。
この時の頭宿にあたる家は、「田もあり一応ゆとりのある者」が担当するともいい、頭宿を勤めるためにはかなりの経済負担を覚悟しなければならなかった。
つまり、地下(じけ)が銭を出さないで、すべて頭宿で負担することになっていた。
弓始めは正月2日である。
まず神社の前の田の中に的場を定め、そこにサンダワラを立て射的とし、これに向って弓射の練習をする。
この練習がすむと頭宿へ行ってごちそうになる。
射手は6人で、2人づつ3組をつくる。
第1番を「ドウの弓」といい、最初の射手である。
第2番は「ショウドウ」とよばれ、青色の烏帽子・直垂に身を固める。
第3番を「オト弓」という。
それぞれが、オモテとワキに分れている。
練習は正月3日・4日と行われ、練習期間中は、必ず頭宿で風呂に入って身を淨めた。
昔は川で水垢離をとったという。
正月5日に行われるお弓の神事では、まず神前に神饌が供えられる。
特に男手がつくった寿司は欠くことの出来ない神饌で、決して女の食べてはならないものとされている。
弓射の順序は、まず第2番の「ショウドウ」がオモテ・ワキそれぞれ5回射る。
次に第1番の「ドウの弓」が4回射る。
最後に「オト弓」が3回射て式は終わる。
この時箸を3回叩いて「一手、二手、三手、八手、九の矢、十丁、萬歳楽」と唱える。
セミ(射的の中心部)を射た者に対しては特に祝福して神酒で祝った。
この的を拾って戸に立てておくと悪魔払になるといって、争ってうばい取る風習があったという。

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