和歌山県神社庁は「万葉集」にも詠われる和歌浦の地にあります。

和歌山県にある神社を総合的にご紹介【和歌山県神社庁】

和歌山県神社庁

和歌山県の総合神社紹介【和歌山県神社庁】

  1. ホーム

 


地主神社(古田)

地主神社(古田) ぢぬしじんじゃ

  • 石田 保
  • 〒649-4121
    東牟婁郡串本町古田478
  • 0735-72-0589(古座神社)
  • 高倉下大神 穂屋比売大神

11月3日

本殿(石造 台坐も合わせて等身大より少し大きい祠 0,2136屐 石燈籠(2基)

125

古座町古田地区

当社の創立年代由緒等不詳であるが、現在の本殿(石造の祠)は、享保8(1723・徳川吉宗の時代)年に茂田氏の先祖茂平太が建立したことが石に刻まれている。
祭日は、昔は霜月11月15日であったが、昭和になってから11月3日に改めた。
当日は、境内において獅子舞が奉納されるが、次第に若い人の数がへり、維持困難になりつつある。
近時、学生も笛などに参加している。
『紀伊続風土記』によれば、当社の鎮座する古座町大字古田は、三前郷・古田村にあたり、「本国神名帳牟婁郡地祇四位上瀧姫神」及び「熊野三所権現」を奉祀する「重山権現社」を産土神としている。
この重山権現社は、古田村の他、古座、西向、神ノ川、伊串の各村の産土神であるとしている。
この地主神社は、『続風土記』編纂の折には石造の祠が建立されていたが、建立した茂平太なる人の屋敷に小祠を建てた屋敷神であったと思われる。
日本の民俗信仰では、冬の山では山の神となり、春とともに山を降りて田の神となる、という神がある。
田の神として農民の信仰を一身に集め、収穫祭が終わると、ふたたび山へ帰って山の神となる。
山では狩人や森林業の人々の神として仰がれる。
この神を地神、地の神、地主神、地主様と呼んでいる。
地神は、もともと天神に対する地の神であり、これは仏教の天蔵・地蔵の関係と同じである。
地蔵信仰は平安末期から、特に鎌倉時代に広く信仰された、村境や辻に立ち、あらゆる衆生を救うという六地蔵や、将軍地蔵など地蔵信仰には民俗神が多く入り混じったさまざまな形態があるとされる。
地神は、古くは屋敷の西北の隅に、自然木を神の依代として、その下に小祠を立てて祠る屋敷神であったが、後に村の共同祈誓の対象となるようになり、村の辻田畑の脇に祀られるようになった。
地方によっては、田畑のなかに墓石のようなものが立っている。
地元の人はこれを地主様と呼び、その田畑を最初に拓いた祖先の塚であると伝えているところもある。
また、その家の人が死んで33年経つと、地の神様になると言い伝えているところもある。
これより、地の神は祖先の霊であるという信仰が根幹をなしており、田の神・作神・農神としての信仰はあとで結びついたものと考えられる。
地神は天神と異なり、農民の神であったため社殿を持っていないのが普通であって、石祠となっているものが多い。
以上のことからして、当社地主神社は、地主神を屋敷の隅に、自然木を神の依代として小祠を建てて奉祀したのが始まりで、次第に村全体の信仰対象と拡大、地域の氏神社として発展して行ったものと考えられる。

写真情報

和歌山県神社庁  /  〒641-0022 和歌山市和歌浦南3-4-10  /  電話 073-446-5611

copyright(c)2011 WAKAYAMAKENJINJACHO. All Rights Reserved.