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和歌山県の総合神社紹介【和歌山県神社庁】

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八幡神社(小川)

八幡神社(小川) はちまんじんじゃ

  • 石田 保
  • 〒649-4216
    東牟婁郡古座川町長洞尾575番地
  • 0735-72-0589(古座神社)
  • 天兒屋根神 大霊神 應神天皇(1柱祭神不詳、往昔より龍王神と唱へ来し)

10月28日

本殿(木造銅板葺流造 14,85屐 社務所(木造瓦葺 26,4屐法 鳥居(石造八幡鳥居)

254.1

大字小川(椎平・洞尾・長・滝の拝)

当杜の創立及び由緒は不詳であるが、社伝によると文化12(1816)年乙亥3月再建、明治32年11月改造、明治6年4月村杜に列すとある。
江戸時代天保年間に編纂された『紀伊続風土記』によると、当社八幡神社の鎮座する古座川町大字長洞尾は、小川谷郷・長洞尾村(知也宇宇都遠)と称されており、長洞尾村の条に「産土神社 社地除地 春日社 八幡宮 二社外屋を一にして村中にあり一村の氏神なり」とあり、御社殿は1殿にて春日大神・八幡大神を奉祀していた。
『東牟婁郡誌』所収の明治6年調神社によると「八幡社 長洞尾村」とあり、この頃には長洞尾村の氏神を八幡社と称していたことがわかる。
御祭神の天兒屋根命は、天岩屋戸神話に出てくる有名な神で、天照大神の神隠れされた岩屋戸の前で太祝詞を奏する役を行い、天照大神がその美辞を賞でたと『日本書紀』の一書に書かれている。
また同書に「中臣連遠祖、興台産霊子、天児屋根命」とあり、中臣氏はのちの藤原氏であり、氏の祖神として崇敬されてきた神である。
また応神天皇は、大分県宇佐市に鎮座する宇佐八幡宮の主祭神で、『扶桑略記』に『宇佐八幡縁起』を引用して「我れは是日本人皇第十六代誉田天皇(誉田別尊応神天皇)広幡八幡麿なり、我が名は護国霊威身神大自在王菩薩と云ふ、国々所々に神明に垂迹し初めて顕はれ坐すのみ」とある。
奈良時代には、仏教保護・護国の神として八幡大菩薩号を奉られ、以後寺院の鎮守に勧請されることが多くなり全国に広まって行った。
また源氏一族も氏神として崇め、源氏一門・御家人一統をはじめとする武家の守護神として各地に勧請された神である。
このことよりして、長洞尾村に初めて入植し開拓した人は藤原一族の者で、氏神として春日大神を勧請、守護神として全国的に信仰の篤かった八幡大神を勧請したものと思われる。
長洞尾は古座川支流小川中流域に位置し、地名について『続風土記』には「村中の小名に長といふ所あり、故に三前郷の洞尾村に分ちて長洞尾といふ」とあり、家数60軒、人数269人であった。
明治24年には戸数59軒、人数271人、昭和30年には世帯数94世帯、人口447名であった。
昭和31年5月小川と改称、椎平、滝ノ拝、長洞尾、長の4集落からなる。
「滝の拝」は「滝の沛」とも書き、川底の岩肌に大小無数の岩穴を有し、小さいながらも滝があり名勝地として知られる。

写真情報

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